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いろんな場面で健康をささえる。えーよね!栄養士

病気から学ぶ「はかる編 その1」

更新:2008/1/18

管理栄養士・栄養コーディネーター 國枝 加誉

寒い朝が続くと「ふとんから出たくない」と子供にかえってしまう、管理栄養士のクニエダです。
METABOO!がオープンしてから2ヵ月半、健康を気にされている方々はもちろん、医療・健康事業従事者のみなさまからもご感想・ご意見をいただき、とってもありがたく勉強になることばかり。とくに、同業者である栄養士・管理栄養士の方々からも共感していただけることが多く、日々感動しきりです!

さて、私クニエダはいろいろなところで文章を書かせていただいております。DreamSympathy健康ブログをはじめ、METABOO!ではメタボ対策紹介栄養士さんの紹介記事栄養事典カラダ用語事典など(もちろん全部ひとりではありませんが……)。もともと文章を書くことは大好きなのですが、やはり「正しい健康情報」をわかりやすく伝えるのはもっとも緊張するところです。
このコラム「えーよね!栄養士」は、管理栄養士・健康ライターの志水あいさんと交代でつづっています。今回からクニエダの回では、私の実体験をもとに、みなさまに「健康の大切さ」をお伝えしていきたいと思います。

私が管理栄養士になったきっかけは、「管理栄養士のキャリアデザイン(化学同人)」でも紹介いただいていますが、17歳で糖尿病と診断されたことです。
当初は2型といわれ、病気がイヤでイヤでお医者さまの言うことを聞かない不良患者。飲み薬から始まった治療は、約9年前にインスリン強化療法に切り替わり、最近では1型と診断されました(このあたりの説明は長くなるので、またの機会に……)。
医療は特にこの10年で飛躍的に進歩し、薬や機器が年々改良されているおかげもあって、今では良好なコントロールを保つことができています。
病気を経験して学んだことは数え切れませんが、コントロールを良好にし健康を保つための秘訣は、実はとてもシンプルです。糖尿病が心配な方にも、今の健康をずっと保ちたい方にも役立つその秘訣を、これから順番にお話してまいります。

秘訣その1は「はかる!」ことです。
ひと口にはかると言っても、計る、測る、量る、図る……といろいろありますが、今回は「測る」のひとつ、自己血糖測定器。昔は測定に1分はかかり、(血糖が低くなりすぎる)低血糖時など特にイライラしたものですが、今私が使っているもの(左写真)は5秒で血糖値がわかります(注:病院によって取り扱い機器が異なります)。
最近「体重計に毎日乗る習慣をつけることでダイエットできた」という本も出ていますが、その理由がとてもよくわかります。実際、きちんと血糖を測定していると、食事や運動によりいっそう気をつけるので、自然と血糖コントロールが落ち着き、HbA1cもよい値になります。

何より重要なのは、「結果(数値)には必ず理由がある」ことです。血糖が上がりやすいものを食べれば高くなり、ゆっくりよく噛んで食べれば食後の血糖上昇はおだやかになる。「エビデンス(根拠)」という言葉は最近ビジネスシーンでもよく使われますが、まさに毎日がエビデンスの連続。また、血糖に限らずどんな健康情報においても、エビデンスは大変重要です。

さらに、「自分の感覚と実際の数値は、必ずしも同じではない」ことも学びました。食後に予想以上に血糖が上がっていたり、症状が出ないまま低血糖になっていたり(注:低血糖症状は、ふるえや冷や汗などさまざまです)。
糖尿病だけでなく生活習慣病メタボでは、自覚症状を感じないままに病気が進行することが多いので、周りの方には「健診を受けてください!」と心からお伝えしています。

自分の経験を通して思うのは「損をする生活習慣を続けると、人生においても損を招く」こと、幸い私は「管理栄養士」という資格に助けられています。 みなさまには損をしていただきたくないので、METABOO!などを通して「得する生活習慣」をどんどんお伝えしてまいります。
※次回は、糖尿病の食事療法で学んだ、食べ物を「量る」ことの大切さについてです。

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