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意識すればわかる!おいしい理由

更新:2008/7/30

管理栄養士・健康ライター 志水あい

毎日暑い日が続いていますね。春先は「早く夏にならないかなー」と思っていたのに、いざ夏になると……毎朝汗だくでヘトヘトです。暑い屋外と寒い屋内、体調を崩しやすい環境が揃うこの季節は、いつも以上に体を大切にしたいと思います。

さて今回は、食べ物を通じて私が得た気づきについてです。

その気づきは、『自分が欲しい情報をどう入手するか』。食いしん坊な私が欲しい情報は、やっぱり『おいしい食べ物』について。情報があふれている社会に身をおいていると、安心してしまうのでしょうか。その環境に甘んじて自ら情報をキャッチしようとせず、入ってくる情報のみに耳を傾けている気がします。

そんな私に喝を入れてくださったのが、あるプロジェクトの試食会です。そこで、青森県産の9種類の食材をいただいてきました。
試食内容は、米、いも、魚、果物、各1種類と、肉2種類、野菜3種類。試食会が終わった後、それぞれについて原稿を書く予定だったので、青森県の方々の説明に耳を傾けながら、じっくり味わう……幸せなひととき。全部おいしい!


ふと、ふだんからいろいろな食材を食べているつもりだったけれど、「確実に食べたことがある!」という食材が1種類しかないことに気がつきました。
いつも何気なく口にしている食材。
これまでに食べたことも見たこともない食材なら、名前や原産地が気になりますが、すでに名前を知っている食材の場合、品種や具体的な産地を意識せずに食べているな、と。


「意識して食べる」
その大切さを実感しました。
品種の特性、どのような気候・環境の下で、どのように育てられたのか。その土地で育てられるようになったわけなど。食材に注目していろいろとお話を伺ってみると、「おいしい」には理由があることがわかってきます。
たとえば、寒い海で育つ魚は脂がのっている、広々とした鶏舎で飼われた鶏は身が締まっているなど。

想像すれば思いつきそうなことですが、何も考えずに食べると「おいしかった」だけで終わってしまいます。毎度の食事ですべての食材を意識して食べるのは、とても時間がかかってしまうので大変だけど、ときには時間をかけてじっくりと食材と向き合う時間も必要です。そうすることで、おいしい食材がよりおいしくなります。

頭の中で地図を広げて、行ったことのない場所を想像して……学生の頃、社会科が苦手だった私でも、こうやって食べ物が軸にあると、すんなり記憶できることに驚いたり。
まだまだ言葉にうまく表せませんが、食べ物をしっかりと味わうと、さまざまなメリットがある気がします。

私が求めていた『おいしい食べ物』の情報はまさしく、これでした。「おいしい」と感じる理由と、さらにおいしさを広げてくれる食べ物の周辺情報。
欲しいものは周りにいくらでもあるのに、その存在に気づこうとしないのは、もったいないですよね。忙しいとつい忘れてしまいがちな食べ物をていねいにいただく習慣。とっても心地よいそのひとときを、もっと大切にしていきたいと思います。
ぜひ、こちらを読んでくださったみなさんも、食べ物と向き合う時間をつくってみてください。

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