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はじめよう!健康対策

『栄養成分表示』について学ぼう!

更新:2008/4/23

活用したい!栄養成分表示

生活習慣病の予防には、バランスのとれた食生活がとても大切。「体重が気になるので、食べすぎないようにしたい」「高血圧だから塩分を控えたい」など、毎日の食生活で、“できれば気をつけたい”というさまざまな思いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
現代の私たちの食生活では、いろいろな加工食品が広く利用されています。「どれが自分に合っているの?」「これって、全部食べたら食べすぎかな?」……そんなとき、役に立つのが「栄養成分表示」なのです。

■栄養成分表示ってどんなのもの?

加工食品を手にしたとき、パッケージにこのような表示があるのを見たことがありますか?これが栄養成分表示です。

栄養成分表示は、健康増進法という法律によって表示のルールが定められています。エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの5項目は、栄養成分を表示するときに必ず表示しなければなりません。

どうしてこの5項目か、その理由は次のとおりです。
(1)エネルギーは摂取と消費のバランスが大切。エネルギーの摂りすぎは肥満の原因の一つとなっている。
(2)たんぱく質は、体をつくるもとになる成分。エネルギー源にもなる。
(3)脂質は、たんぱく質や炭水化物の2倍以上のエネルギーを持つエネルギー源となる。
(4)炭水化物はすぐ消化され、あるいは貯蔵されてエネルギー源となる。
(5)ナトリウムの摂りすぎは高血圧などの要因となる。


この5つは、表示の順番も決まっていて、どのパッケージでもこの順番で表示されています。この5つ以外での栄養成分(カルシウム、鉄分、ビタミンCなど)を製造業者が表示しようとする場合は、ナトリウムの下に表示することになります。
栄養成分表示は、すべての食品に表示することが義務づけられているわけではありませんが、「ビタミンCが豊富」など、栄養に関する表示をする場合には、このルールに従って栄養成分表示をしなければなりません。

■栄養成分表示のチェックポイント

栄養成分表示を活用する際にまず気をつけたいのが「表示単位」。商品によって、100g、100ml、1食分、1枚、1粒当たりなど、表示単位はさまざまです。表示されている内容が、その商品100gに含まれる量なのか、それとも1食分や1枚に含まれる量なのかを確認しましょう。また、100g当たりの量で示されている商品も多いですが、実際に1回に食べられる量はほんの少量の場合や、1袋食べると100gよりもかなり多い量をとることになる場合もあるので、注意が必要です。

次のポイントは「炭水化物」です。炭水化物の代わりに糖質と食物繊維が表示されていることもあります。炭水化物の多くは糖質ですが、炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたものなので、「炭水化物=糖質」ではないということを知っておきましょう。

また、表示が定められているエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの5つ以外で表示できる栄養成分は次のとおりです。

これら以外にも、カカオポリフェノール、イソフラボンなどといった機能性物質が表示されていることがあります。これらは栄養成分とは異なるため、消費者が栄養成分と間違えることがないように、栄養成分表示の枠外に表示されています。

ほかにも、食品のパッケージに、「ビタミンCが多い」、「塩分ひかえめ」、「鉄分供給」など、栄養成分を多く含むことや、少ないことを強調したりしている表示があることがあります。これらの表示を強調表示といい、表示する場合はクリアしなければならない基準量が決められています。また、強調表示をするときは、必ずその栄養成分の量を表示することになっているので、食品を選ぶときには実際にどの程度の量が入っているのかを確認することも大切です。

■塩分が気になるのだけれど、ナトリウムって?

食塩はナトリウムと塩素からできています。そのため、ナトリウムの量からおおよその食塩量を計算することができます。気をつけていただきたいのは、表示されているナトリウム(g)=食塩(g)ではないということ。
食塩を制限しなければいけない方や、食塩がどのくらい入っているかを知りたい方は、次の式を使って、おおよその食塩量を計算することができます。


■カロリーオフならたくさん食べても安心?

ノンカロリーや低カロリー、カロリーオフなどの表示はよく見かけますよね。似ている表示がたくさんありますが、実はこのような表示には決められた基準値があるのです。 エネルギーの場合、食品100g当たり(飲料の場合には100ml当たり)5kcal未満であれば、「無」「ゼロ」「ノン」「フリー」などといった“含まない”という意味を持つ言葉を表示できます。ですから、食品100g中にエネルギーを3kcalしか含んでいない商品であれば、基準値である5kcal未満なので、表示上は0kcalと表示することができるのです。

また、「低」「ひかえめ」「少」「ライト」「ダイエット」などの“低い”という内容の表示は、エネルギーの場合、食品100g当たり40kcal以下、飲料なら100ml当たり20kcal以下であればできます。100ml当たり20kcalの低カロリー飲料でも、500mlのペットボトルで1本飲んだ場合、100kcal(丸もち1つ分くらいのエネルギー)を摂ることになります。「カロリーオフ」も「低カロリー」と同じ意味で使われていることが多い言葉です。低カロリーの食品でも、量に注意することが必要です。

また、「カロリー50%カット」「30%カロリーオフ」など量や割合が表示してある場合には、他の食品と比べて少なくなっていることを示しているので、ノンカロリーや低カロリーの基準値を満たしているわけではありません。実は思った以上に高カロリーであることも多いのです。

■『甘さひかえめ』は栄養表示?

「糖質ひかえめ」と「甘さひかえめ」は、とても似ている表現ですよね。これもまた注意していただきたい表現のひとつ。「甘さ」は味覚に関する表示なので、栄養表示ではありません。つまり、栄養成分表示が不要なうえ、「甘さひかえめ」と表示があっても糖質やエネルギーが少ないとは限らないのです。また、「糖質ひかえめ」であっても、脂質やほかの栄養素が多く含まれていたりすることもあるので、必ずしもエネルギーが少ないというわけではありません。 同じように、「うす塩」「減塩」「塩分ひかえめ」は、ナトリウムが少ないという強調表示ですが、「うす塩味」「塩味ひかえめ」は味覚に関する表現のため、実際に塩分量が少ないかどうかはわかりません。

これらのことを考えると、どのような栄養素がどのくらい含まれているかについては栄養成分表示で量を確認したいですよね。
すぐそばにある栄養成分表示。適切な栄養情報を取り入れて、あなたの健康づくりに役立ててみませんか?




関連情報

厚生労働省 栄養表示基準に基づく栄養成分表示
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/hyouziseido-5.html

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