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はじめよう!健康対策

食育啓発協議(財)中央果実出産出荷安定基金協会「毎日くだもの200グラム運動」

更新:2007/11/1

毎日くだもの200グラム

〜メタボにも活用〜
合言葉は「毎日くだもの200グラム」

去る2007年10月15日、大阪新阪急ホテルで、食育啓発協議会主催〔(財)中央果実生産出荷安定基金協会〕の 「毎日くだもの200グラム運動」のセミナーが開催されました。
健康な人が1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかがひと目でわかる「食事バランスガイド」。 その中で、1日200g(みかん2つ程度)の摂取がすすめられるほど、くだものは日本人の食生活に欠かせないものです。 でも実際には、食べる機会が減っている方も多いのでは?体へのメリットがたくさんあるくだもの。今一度、そのよさを再認識してみましょう。

■ くだものの誤解「太る」「糖尿病に悪い」を解く

セミナーは、果樹研究所の田中敬一先生の講演からスタート。「甘いから」という理由で、「太るのでは?」「糖尿病によくないのでは?」 といったイメージがあるくだものですが、「本当は健康維持・増進に役立つものである」ということをわかりやすく解説いただきました。

実際、食事バランスガイドでは1日に200g、糖尿病の食事療法では1日に80kcal分はくだものを摂るように指導されています。 しかしながら、いまだに過去の誤解が残っているようです。

今ほど研究が進展していなかったころ、くだものは「果糖やブドウ糖が含まれている」という理由から、「血糖値を上げやすい」とされていました。 その後の研究によって、くだものには血糖値の上昇をゆるやかにする食物繊維が多く含まれているため、血糖値が上がりにくいということが判明。 血糖値の上がりやすさを示す「グリセミック・インデックス」でも、くだものは低い食品となっています。

くだものは生でもおいしく食べられるので、ビタミンの損失が少なくすみ、そのうえ低カロリー。 「甘いからカロリーが高い」というのは誤りで、実は野菜とくだもののカロリーにそれほど大きな差はありません。 例えばりんごとごぼうを比較すると、100g当たりのエネルギーはりんご54kcal、ごぼう65kcalなのです。
また、低脂肪・低カロリーで食物繊維が豊富なくだものは、ダイエットの強い味方。食事を抜いてくだものだけを食べるダイエットはおすすめできませんが、 食生活の中にくだものを加えれば、食物繊維が水を吸収してボリュームを非常に増すため(りんごでは12〜38倍)、満腹感を得やすく、結果として 摂取する食事の量を減らすことができます。

■ おいしさの心理学〜くだものを中心に〜

今田先生

最近では、インターネット通販でも高級くだものが人気商品として注目されています。ところが、日本人1人当たりのくだものの摂取量は、 30年前と比べて現在は6割と「くだもの離れ」が深刻。広島修道大学人文学部人間関係学科の教授で食心理学を専門にする今田純雄先生は、 その原因を「とりたてて非がないくだものは“八方美人”で終わりやすいのでは?」と指摘されていました。

おいしさの方程式は、人それぞれのおいしさを体験することで形成され、味、経験、体の状態などの条件によって「おいしい」とも「まずい」とも 感じることができます。見た目の美しさ、季節感、さわやかな香り、甘みと酸味の絶妙なバランスなど、くだものの長所は挙げればきりがありません。 さらに、無添加・無香料で安全かつ栄養分豊かな食物であるくだもの。 それなのに軽視されてしまうのは、くだものがもつ数々の長所を、飽食の時代からほかの食品でもまかなえるようになったからかもしれません。

そんな中、今田先生が提案するのは「Farm value」からくだものを評価すること。 Farm valueとは生産者に還元される金額で、加工・流通・広告にお金がかかるほど低くなります。 現代の日本人は、つい利便性を重視する傾向にあるため、食べやすい形状に加工された食物に手を出してしまいがち。 でも本来は、素材の価値を見つめなおし、Farm valueの高い食品を大切にすべきではないでしょうか。

栄養士より

ちょうど先日(10月24日)、厚生労働省がくだものの健康効果について発表したとのニュースが。7年かけて8万人を調査したところ、 「果物を多く食べる人は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患になりにくい」ことがわかったそうです (ただし、たばこを吸わない人にのみ、この効果がはっきり見られたとのこと)。
四季のある日本は、一年をとおして個性豊かなくだものを楽しむことができます。「毎日くだもの200グラム」は今日からはじめられる健康法。 メタボの可能性が高い「りんご型肥満」を解消するためにも、くだものを役立ててみませんか?

関連情報

「毎日くだもの200グラム! くだもの便り」 http://www.kudamono200.or.jp/
「果物&健康NEWS」 http://www.kudamononet.com/Kudamono&Kenko/

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